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ハル

2004/10/16 Sat

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明日はハルの7回目の誕生日。
当日は忙しくて日記を書くヒマがなさそうなので、今日のうちに書いておこう。


ここにハル誕生当時に、産婦人科でヒマにまかせて書いた落書きがある。
そこから一部引用。
―――――――――――――――――――
ジャーン。
次男誕生!! ついに俺も二児の父だーよ。
出たか?貫録。
―――――――――――――――――――
お笑いだな、当時のワシ。

それはともかく、「ハルは何故ハルという名前なのか」というはなし。
次男に名前を付けるにあたっての僕の希望は、「ハル」という2音を是非入れたいという事だった。
ただその希望を抱くに至る過程を思い返してみると、大事な息子に名付けをするにしては、安直で、浅はかであるように思われ、それをそのまま提案するというのは、よしておいたほうがいいなと思い、最初は遠慮していた。その過程というのを具体的に書いてみる。ミーハーで薄っぺらい自分を晒すのは恥ずかしいけれども。

「2001年宇宙の旅」そして続編「2010年」という2本の映画。見たことはなくても、殆どの人がタイトルを聞いた事くらいはあると思います。そのお話の中にハルは出てきます。
劇中主人公たちを乗せ、木星目指して飛ぶ宇宙船ディスカバリー号。その航行からクルーの日常生活までの全てを制御するのが、超高性能コンピューターHAL9000です。その名前は「発見的プログラミングをされたアルゴリズム的コンピュータ 」(Heuristically programmed ALgorithmic computer)の略に由来するそうです。
つまりハルという名前は、新しい事を「見つけて」「考えて」「答えを出す」能力があるという事を現しているわけです。
HAL9000は最後にはとうとう人格に似た物まで持つに至ります。いや、人格と呼べるものは最初から備わっていたのかもしれません。少なくともHALの開発者であるチャンドラスカッタ博士は、自分の実の子供であるかの様な感情を抱いていたようです。
映画「2001年宇宙の旅」では、狂った人殺しコンピュータの様に描かれていますが、HALは人殺しではありません。"機密の保持"と"クルーへの忠節"という矛盾した二つの命令の間で、悶え苦しんでいたのです。そしてついに精神疾患の様な状態に陥ってしまった。人間ならばどちらかの命令を捨てていたはずですが、HALは命令に対して忠実であるように作られているが故に、それが出来なかった。そのことが産んだ悲劇だったのです。
映画「2010年」のラスト近く、HALとチャンドラ博士とのやり取りが本当に泣かせます。映画の内容に関する事なので具体的に書くのは控えますが、ただひたすら真実の開示を求めるHALに、チャンドラ博士は本当の事を教えます。その残酷さに耐えながら……。真実を知る事がHALの唯一の望みだと理解したから。
そして物語は未来に繋がる素晴らしいフィナーレを迎え、映画は終わります。

初めて"2001年宇宙の旅"と"2010年"を観たのは19才の頃だったと思います。原作を読んだのも同じような時期です。(2001年の方は映画の方が先行していたので、原作とは言えませんが)それ以来、僕の心の隅っこに、ひっそりとHALが住みついてしまいました。ファミコンでロールプレイングゲームをする時にも、主人公の名前はハルとつけました。いつか子どもができたらハルと名付けようとか、ぼんやりと妄想していたのかもしれません。
ちなみに"ドラクエ"は"ユタ"で、"マザー"は"ハル"でプレイしていました。どちらも10年以上前の、僕が独身の頃の話です。

とにかく次男に名付けをするにあたって、真っ先に浮かんできたのがハルの2文字でした。
できれば我が子にあの純真な人工知能の名前をつけたいな。そう思いつつ、産まれたばかりの男の子に会いに、いそいそと産婦人科に通う日々でした。
僕のそういう想いは妻にも通じていた(お見通しとも言うが)らしい。名付け案の大本命「ハル」は他の3つの案を退け、見事第一候補の座に躍り出ました。但し若干変えて「ハルキ」としました。その方が万人に受け入れてもらえると思ったからです。「HAL」への思い入れは深かったのですが、奇をてらっただけのトンがった名前にはしたくなかったのです。
最初にあてた漢字は「大稀」。
でも、「大稀」をハルキと読んでくれる人ってまずいないよね……当然の話の流れとしてそうなってしまうのでした。かっこいいんだけどなあ。大きくて稀なる男子ハルキ。「でも人が読めない漢字をわざと使って、悦に入っていると思われるのも心外だしなあ」と思いつつ、一応画数による運勢をチェックしたところ、これがあまり良くない。それが決め手になって「大稀」案は没となりました。困ったな、ハルと読める漢字ってあまり多くないんだよね。

決め手はお義母さんが出した案「悠」の字でした。辞書を調べると、なるほどハルと読むことができる。
辞書で「悠」のつく言葉を調べてみると「悠遠」「悠久」「悠々」などスケールが大きくゆったりとした言葉がならんでいる。ああ、コレいい字ですねお義母さん。僕は「悠」の字がとても気に入った。
そしてハルキの「キ」。これには、気に入ってはいたのだが画数の組み合わせがうまくいかず、初期の段階で採用を断念していた「記」をあててみた。そして画数を調べると……これが最高だったのですよ。これはもう決定でしょう。

かくして新しい男の子は、その日から「悠記」となったのでした。
お義母さん本当にありがとう。素晴らしい名前になりました。
うう、気付くとこんなに長くなってしまっている。どうもすいません。


明日はみんなで食事に行ってきます。ハルに「悠」の字をくれたお義母さんも一緒です。
プレゼントも準備したし、いい誕生日にしてあげたいです。
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