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夜話

2007/02/13 Tue
別にそういうものの存在を、心から信じているわけじゃない。

つい先刻。
こたつに入って、仰向けに寝そべりながら漫画を読んでいた。
家人は先に寝ており、リビングには僕とピースだけが居た。
ピースは例によってコタツに潜り込んで丸くなっている。

僕は突然且つ急激に、激しい眠気に襲われた。
それで漫画を置いて目を閉じた。
そしたらスウッと身体の自由が効かなくなった。
手や足を動かそうと試みたわけではないが、そうする前からそれは今できないんだという事が自分でも分かった。
そういう事はわりとよくある。
レム睡眠て奴だ。
意識は目覚めているのに、身体だけが眠りに入ってウンヌンてヤツ。
だが次に起こった事が、少しだけ僕を慌てさせた。
肩のあたりから始まって、足の先に向かって身体がどんどん冷たくなっていくのだ。
寒い。
とても寒い

僕はこたつに入っている筈だよな?

しばらくすると頭の上から何か音が聞こえだした。
チョロチョロと水が流れる音だった。
キッチンの蛇口に残った水が、何かの拍子に落ちたのだろうか。
でもそれにしてはその水音は長く続き過ぎている。
水が流れる音は1分ほども続いただろうか。
僕は無理やりに目を開けて、頭を動かして、そうしてキッチンの様子を伺おうと思ったが出来なかった。
身体が動かないというのもあるが、正直言うと、目を開けて何かを見てしまうのが恐ろしかったのだ。
僕は事が通りすぎるまで、辛抱して待つ事にした。
身体はどんどん冷たくなってくる。
水の流れる音は途切れる事なく続く。

突然コタツの中からピースが飛び出して、何者かを威嚇する様に二度吠えた。
すると手足が動くようになった。
それまで切れていた手足の動きをつかさどる神経回路が、唐突に繋がった様な感じだった。
水の音は消えていた。
ピースは仁王立ちになって、しばらく音のした方をじっと見ていたが、やがてソファに移動して横になった。
僕はピースがウチに来て以来始めてその存在を頼もしく感じた。

しばらくしてのろのろとコタツから這い出すと、キッチンと洗面所と風呂場の蛇口を確認して回った。
蛇口からは水など出ていなかったし、キッチンシンクには濡れた痕跡は無かった。
リビングに戻ると、ピースは静かに寝息をたてていた。

アンブローズ・ピアスの短編集にでも入っていそうな中途半端な話だと我ながら思う。
だが重ねて書くが、さっきは心からピースがいてくれて良かったと思ったのだ。
その事をはっきりと書いておきたくて、今パソコンに向かっている。
落ちの無い話であいすいません。
どっとはらい。
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