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多分僕は主(ぬし)に遭った

2004/08/19 Thu
こういう生物がいるのをご存知だろうか。
本州中部から九州地方にかけて分布し、主に山間部森林に生息する。すみかは倒木や切り株等。体長は4~5cm。特筆すべきはその巨大な横幅で、足を除いた胴体だけで約2cmある。一見してその形状は米軍の特殊車両ハンビーの様である。要するに太くて薄くてデカイ。そして黒い!その黒さはそんじょそこらのカブトムシのように茶色がかったエセブラックなど比ではない。まさに漆黒、悪の色。これより黒いのは銀河広しといえどもベーダー卿くらいのものである。アイアムユアファーザー。

お盆に僕はそれを見た。
そこは訪れる人もまばらな山の神社だった。恐れ多くも神の鎮座まします御足元である。そんなところに現れるとは不敵なやつだ。それともあれこそが神そのものだったのだろうか。高く底上げされているお社の縁の下から、テコテコと這い出してきたそいつに最初に気付いたのはハルだった。
「クワガタ見つけたっ」
嬉々として忍び寄り捕獲しようとするハル。だが一瞬後彼の動きはピタリと止まる。
「?」
その場にしゃがんで何かをジッと見ている。そんなハルに気付いて近寄る僕の目に入ったのは、黒光りするビーチサンダルの様な変な虫だった。
「これクワガタじゃない・・・よね?」
カオも呼んで3人でしばし観察してみるが、とんと正体が分からない。それに見た目もなんだか禍々しい。神社というロケーションも手伝って妙に気後れしてしまい、これは獲っちゃだめな虫だからとハルをなだめてその場を立ち去った。

自宅に帰ってからも何となくあの虫の事が忘れられず、ユタの昆虫図鑑で調べてみた。似た虫が載っているかもしれない。
似た虫どころか、そのものずばりの物がすぐに見つかった。これに間違いない。でもあの虫がそういう種類に属するなんて思いもしなかった。「あれ」が大自然の中にもいるという知識がそもそも無かった。「あれ」は街にだけ棲むのだと決め付けていた。だからそれが最終的に「あれ」だと分かった時はかなりショックだった。だって鼻がくっつかんばかりに接近してたんだよぼくはぼくはぼくは・・・・僕はそいつに出会った事をずっと忘れられないだろう。そして二度と捕まえようとか、観察しようとか思わないだろう。


そいつはこう呼ばれている。
ヤ マ ゴ キ ブ リ



人家以外にゴキブリがいるなんて思わないよな普通 ←しつこい
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