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ピースがうちに来た日

2007/10/04 Thu
なんとなく思い立って、ピースがうちに来た日の事を振り返ってみる。
よろしければ、思い出話におつきあいください。

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昨年4月のとある日曜日。
僕ら家族4人は、車を走らせ福井県鯖江市へ向かった。
一匹のビーグルの子犬に会う為に。

◆       ◆

当時我が家では、「ペット(特に犬)飼いたい熱」が、かつてない高まりを見せていた。
当然の事だが、生き物を飼うには、相当の覚悟が必要だ。
飼い主の生活は、犬を飼い始める前と後では、まったく同じというわけにはいかなくなる。
それどころか犬を飼い始める事で、僕らの生活はがらりと変わってしまうだろう。
家の中で一緒に暮らすとなると、まずニオイの問題を考慮しなければならない。
それから外出の問題。
旅行はおろか、ちょっとした買い物にだって、気軽にほいほいとは行けなくなってしまうかもしれない。
それになにより、引き受けた命には、最後まできちんと責任を持たなければならない。
飼ったが最後、途中で放り出すわけにはいかないのだ。
そのようにして、ペットを飼うという事について、真剣に突き詰めて考えると、どうしても「僕らにはまだ無理だ」という結論に行き着いてしまう。
当時の僕らにとって、犬を飼う事など想像上の出来事でしかなかった。
数週間前までは・・・

◆       ◆

話は少し脇にそれる。
家族の中で一番犬が好きなのは、なんといっても妻のカオさんだろう。
彼女が高校生の頃、捨てられていた犬を拾ってきて、そのまま家で飼う事になった。
“すず”と名付けられたその雑種の犬は、カオが県外へ進学し家を出てからも、2004年の1月に息を引き取るまで、彼女の実家で大切に飼われ続けた。
散歩の時にリードをひっぱる癖は最後まで直らなかったが、それ意外は、とても大人しくて良い子だった。
長男のユタも、次男のハルも、そしてもちろん僕も、すずの大人しい性格のお陰で、犬という動物が大好きになった。

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"すず"とハル

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すずの背中の肉を思いきりつかんでいるハル。それでも怒らない我慢強いすず。

とにかくカオは、捨て犬を自宅に連れて帰ってしまう程の、重度の犬好きだったのだ。
いや、単に犬好きというよりは、あいつは生きている物全般が、好きで好きでたまらないのだと思う。
結婚してユタハルが生まれてからも、近所の川でメダカをとってきて飼ったり、普段は「虫は気持ち悪いから苦手」などと言っているくせに、“ナナフシモドキ”なんていう不思議な名前の、お世辞にも可愛いとは言えない昆虫を、虫かごに入れて大事に世話をしたりする。
そんなカオだったから、子育てが一段落し、多少なりとも時間的ゆとりが出来た事で、もう一度犬を飼いたいという気持ちが再燃するというのは、ごく自然な成り行きだったのだと思う。

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ナナフシモドキの“ななめちゃん” 写真はイメージです(笑)

しかし、である。
メダカや昆虫と比べて、世話にかかる手間が段違いに多い犬を飼うという事、その事が僕らの生活に与えるだろう様々な不都合、その影響を最もきつく被るのは、間違いなくカオだ。
僕らが出来るだけ家事を手伝うようにするとしても、子犬に手がかかりすぎて、生活がしっちゃかめっちゃかになってしまうかもしれない。
大きくなったとはいえ、ユタとハルだってまだ完全に親の手を離れたわけではない。
ここ数年のカオは、「犬飼いたいなあ」と言いつつ自制して、それでも新聞やネットの里親募集をチェックしてみたり、実際に犬を飼うあてもないのに「犬のしつけガイドブック」を読みふけったりしていた。

◆       ◆

カオが、その子犬の事を知ったのは、突発的な「犬飼いたい発作」に襲われて、ふらりとたちよったペットショップで、店員から聞いた話が最初だった。
普通ショップに展示されている子犬というのは、狭いケージに閉じこめられた生活に退屈し、表情に無気力感を漂わせている事が多い。
しかしそのショップの子犬たちは、じっと見つめるカオの目を、見つめ返してきたのだそうだ。
「この店は良いかもしれない・・・」
好印象を抱いたカオは、店員にビーグルの仔犬を探しているのだがと相談してみた。
実際に飼うあてもないのに、しっかりと希望の犬種が決まっているところなどは、犬ばかの面目躍如であろう。
店員は「ここにはいないが、鯖江の支店に一匹いる」と言った。
月齢を聞くと4ヶ月だという。
その時は4月中旬だったから、月齢4ヶ月という事は12月生まれか。

 「誕生日はいつですか?」
 「えーと、12月11日ですね」
 「!!」

なんとしたことか、カオの誕生日も12月11日なのであった。

◆       ◆

家族の一人と同じ誕生日であるという事で、そのビーグルの子犬に対して、勝手に運命的な物を感じてしまった僕らは、次の日曜日に実際に顔を見に行ってみる事に決めた。
もちろん今の自分たちに、犬を飼う資格があるかどうかという事については、家族全員でとことん話し合った。
子どもたちを寝かせた後は、カオと僕とで更に何時間も話し合った。
次の日曜までは数日あったが、それまでの日々は、口を開けば犬の話しかしていなかった。
しかしこの時点でも、自分たちが本当にその子を飼うのかどうかは、まだ決めかねていた。
まず顔を見て、あとは成り行きにまかせよう。
そして日曜がやってきた。

◆       ◆

以下は、某所にアップしてある昨年4月24日(月曜日)の日記の転載である。
なんだか熱っぽさが空回りしている文章で、ちょっと恥ずかしいのだが、当時の熱をそのままに、少しだけ手を加えた文章を上げて今日は終わる。

――――――

(前略)
それで昨日の午後は、その生後4か月のビーグルの仔犬に会いに行ってきた。
実際に会ってみて、良さそうな子ならそのまま連れて帰るつもりだった。
14時に家を出て、迷いながら鯖江のショップに付いたのが17時過ぎ。3時間もかかってしまった。
事前に電話で確認してあったから、売れちゃってる事はないと思うが、やはり少しドキドキしつつ店員に「まだいます?」と確認する。

いた。

狭いケージの中で、生まれてからの大半の時間を過ごしてきたその子は、店員に抱かれて広い店舗に出てくると、不安でブルブル震えだした。
まずカオが抱く。
顔を見つめる。
ビーグルも見る。
この時点で僕はもうメロメロであった。かわいい、とてもかわいい。
次に僕が抱く。
早い鼓動と、震えが身体全体から伝わってくる。
なんとなく自分のお腹の辺りが濡れてる気がする。

いきなりおしっこされてしまった。

しかし不思議な事に、それがまったく嫌じゃなかった。むしろちょっと嬉しいというか、不思議な感じがした。

カオがもう一度抱く。
「ウチに来る?」と聞いてみる。犬は何も言わない。
ユタとハルにも仔犬を見せる。

 どうする?

 飼う?

 飼っちゃう?

 飼っちゃうか。

 飼おう!!

決めるのに5分とかからなかったのではないだろうか。
でも何年間もの躊躇の末の事なので、早まった感じはまったくしていない。
ケージとエサとおもちゃとブラシ等を一緒に買って、犬を抱いて店を出た。
初めて車に乗る仔犬の事を考えて、ゆっくりのスピードで、何度か休憩しながら帰った。
車の中では、みんなで名前を考えた。
和風洋風いろいろ出たが、家族仲良く平和に暮らせるように「ピース」と名付けた。


今、家には犬がいる。
世話はとても大変だが、みんな嬉しそうな顔をしている。
ピースも多分喜んでいると思う。

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ピースと撮った最初の写真。ペットショップの駐車場で。

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ペットショップから家に到着した直後。この時はまだソファに上れなかった

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翌日の朝。

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同じく翌日の朝


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テーマ : わんことの生活 - ジャンル : ペット
この記事へのコメント
こんばんは、はじめまてHANAと申します。
              (o*。_。)oペコッ

奥さんの先代犬な名前が、「すずサン」たっだという事に
飛びつき、コメントを書きに来た犬バカというか…。
動物バカなブログの管理人です。

私も、虫は全般に苦手なんですが、以前、庭先で拾った
イモムシに異常な愛情を注いだことがありましたW
奥さんには、ちょっと親近感を感じますW

ピースさんは、尾っぽが黒いんですか?
個性的で可愛いですね♪


また、遊びに来ますので宜しくお願いします。

                 (*'ー'*)♪
HANA | URL | 2007/10/05/Fri [EDIT]
HANAさんこんばんは
はじめまして
「すず」の名前に反応なさったということは、同じ名前のペットを前に飼っていた事があるのですか。
それとも今飼っているとか。
ピースの尻尾は黒で先端が白です。
ビーグルはどの子も、尻尾の先端が必ず白いらしいです。
今後ともよろしくです!!
ズウミ | URL | 2007/10/06/Sat [EDIT]
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