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欣也、今までごめん

2004/10/22 Fri
天ぷらそばが好きだ。
高級なやつでなくてもいい。"お多福"みたいな大衆食堂が食わせてくれるやつで充分に満足できる。
つゆに浸かってぐずぐずになったコロモを、大目にぶち込まれた大根おろしと共にすすり込む。ほうれん草が入ってる時は、それも一緒に頬張る。
ポイントはころもがぐずぐずに柔らかくなっているという事。サクサクよりもグズグズですよ。そういう食べ方が好きです。
食生活が貧しい故に、こういう楽しみ方を憶えてしまったのかもしれません。


今日僕の昼飯はカップ麺でした。天そばです。日清のどん兵衛。
どん兵衛といえば、数年前に北大路欣也がCMをやっていました。侍の装束をした欣也が「後のせサクサクじゃ」とか、のたまうヤツ。お湯をそそいで3分待ち、食べる直前に天ぷらを入れろと、サムライ欣也は言うのです。
そのCMを見て僕は思いました。
「そんなんじゃ天ぷらがぐずぐずになってくれない…」
"ぐずぐず"じゃない天そばの天など、とうてい受け入れられず、僕は今日まで欣也のアドバイスを無視し続けて来たのです。

そして今日です。ひるご飯です。どん兵衛です。
どん兵衛の天ぷらは「後のせサクサク食い」を奨励するが故に、ご丁寧に天ぷらだけ別にセロファンで包装してあります。これを剥がすのが面倒臭い。
どうせ俺はやんないんだよ"後のせサクサク食い"。脳内でぶつぶつ文句を言いながら天ぷらを裸に剥き、容器にお湯を注ぐ。そのときです。
「ごめんください」
玄関から響く来客の声。僕は急いで接客に向かいました。

来客は、石油先物買いのオススメでした。
まったくもう、昼時に来るんじゃない。うちには余ってる金なんか無いのだ。そんなに儲かるなら君が自分でやんなさい。
キッチンに戻って僕は、天ぷらを入れ忘れてしまった事に気付きました。悲しかったですが、カップ麺にリセットボタンはありません。そのまま食うしかないのです。


そしておいしかった。
うまかったんです。
うぉ、これが"後のせサクサク"かあ。
何でもやってみるもんだね、恐れずに。

欣也、今までごめんね。
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