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視認できる「ぽつーん」

2005/02/18 Fri
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今朝自宅の玄関から外に出ると、100mほど向こうにハルが一人でぼーっとしているのが見えた。
ガードレールにもたれかかって、見るとはなしに農業用水の溝を覗き込んでいる。
15分前に一緒に家を出たはずの、ユタとお隣のエイちゃんの姿はどこにも見えない。
多分またユタと喧嘩にでもなって、おいてけぼりをくらったんだろう。
意気消沈したハルの背中に、「ぽつーん」という文字が見えるような気がして、僕はちょっと笑ってしまった。
学校まで送ってやろうと思い車で近づいたが、ハルは運転しているのが僕だと気付くと、ピャッと走って逃げた。近頃物騒だから、学校への行き帰りは必ず複数人で行動するように言い聞かせてある。だから多分一人でいる事が後ろめたかったんだろう。
仕方がないので走るハルを追い抜いて、50m程先行してから路肩に車を寄せた。
ドアを開けて「乗れー」と叫ぶと、ハルは無表情のまま走って来て後部座席に乗り込んだ。
いつもは助手席に座りたがるくせに、やはり後ろめたかったのだろう。
僕は何も言わずに車を発進させた。

しばらく走ると、ユタがお隣のエイちゃんと歩いているのが見えた。
だが近づく車が自分の父親の物だと気付いたユタは、電柱の影にコソッと隠れてしまった。
だからこちらも気付かぬフリをしてそのまま通り過ぎた。

ユタとハルが喧嘩しなくなるのはいつの事なんだろう。
喧嘩しなくなったら淋しいと感じるだろうか。
今の騒々しい毎日を懐かしく思いだす時が、そのうち来るんだろう。
今はとても有りえない事の様に思えるが。
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